あなたはどう?ヘッドマッサージの効果を感じやすい人はこんな人

健康のこと

私は以前、トータルビューティーサロンでヘッドセラピストとして5年ほど働いていました。

そのころから様々な雑誌で『頭皮と顔はつながっている』と特集されていたので、リフトアップなどの美容の観点から、ヘッドスパを受ける方がとても多かったんです。

他には頭皮のにおいやベタつきが気になる方、抜け毛や薄毛が気になる方は、直接的に頭皮のケアをしようという発想になりやすいと思います。

でも実は、一見関係なさそうな体の症状にも、ヘッドマッサージが効果的なこともあるんです!

私もこれを勉強してから、ぜひ多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました!!

ヘッドマッサージの効果を感じやすい人とは

社会人デビューは美容師だった私ですが、途中でマッサージの楽しさに目覚めて、ヘッドセラピストになりました。今まで以上に頭皮や毛髪について勉強し、月に100人以上のお客様に触れて約5年間。

もうヘッドスパの効果や頭皮については知り尽くした!と思っていたんです。

出産を機に仕事から離れて、引っ越しもして環境も変わり、改めてこれからの仕事に向き合っていこうと思うにあたって、少し時間もあったので、ちゃんとした資格を取りたいなと思い立ちました。

数ある中から興味を持ったのが、一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会というところです。

ここでは今までやってこなかったドライヘッドマッサージが学べるのですが、
私が一番惹かれたのが、『気持ちいのは当たり前。結果追求型マッサージ』という言葉でした。

リラクゼーションも大事な要素なのですが、医学的に裏付けされた“効果”があることで、より自信をもって施術ができるなぁと思ったわけです。

セルフチェックをしてみよう

何はともあれ、まずはセルフチェックしてみましょう。

こんな症状はないですか??
  • 目が乾きやすい、充血やかすみがある
  • 首や肩がこる
  • 頭が重い
  • 集中力、記憶力が低下している
  • 寝つきが悪い、寝ても寝た気がしない
  • 何もしていないのに疲れを感じる
  • のどが詰まる感じがある
  • 食事が美味しく感じない
  • 気持ちが落ち込む

いかがでしたか?全く当てはまらなかったという人のほうが少ないのではないでしょうか。

これらに当てはまった方は、いわゆる『脳疲労』『脳過労』の状態です。
脳疲労とは、多くの情報の中で脳が疲労している状態。脳過労とは、過度な脳疲労によって自律神経に不調が現れている状態のことです。

VDT症候群って知ってる?

先ほどのチェック項目の中には、VDT症候群に当てはまるものも入っていたのですが、皆さんはご存知でしょうか。

VDT症候群とは
パソコンやスマホなどのデジタル機器を長時間使用することによることで、目や体だけでなく心にまで異常を引き起こす現代病。スマホ病とも呼ばれる。
眼精疲労、身体のコリや痛み、睡眠障害やうつの原因となることが問題視されている。

脳疲労や脳過労、VDT症候群の症状にヘッドマッサージは効果的なんです!!

仕事でPCを使う方はもちろんのこと、日常でスマホを見る時間が長い方は要注意です。
スマホを見るときの首の角度によっては、なんと27㎏もの重さが首や肩にかかり続けることになってしまうんです。

つまりヘッドマッサージの効果効能とは何か

いろいろ聞くけど、結局ヘッドマッサージって何がいいの?
厳密にいうと、美容室で行うような水を使った“ヘッドスパ”とは少し効果が違います。

シャンプーで毛穴を綺麗にしたり、髪のトリートメントのような効果は省いて説明しますね。

簡単にまとめると、ヘッドマッサージの効果効能はこの3つ。

  1. 循環が良くなり代謝が上がる効果
  2. 自律神経を整える効果
  3. アンチエイジング効果

循環が良くなり代謝が上がる効果

循環が良くなるとは、『血液』『リンパ液』『脳脊髄液』の流れことです。
これによって細胞が活性化し、老廃物の代謝も上がります。

脳脊髄液とは
脳の脈絡叢で作られる脳と脊髄を覆う液体。
脳と脊髄に栄養を運んだり、老廃物を流したりする。成長ホルモンを運搬する働きは体にとってとても重要である。
1日に3~4回入れ替わるほど新鮮さを必要としていて、滞ると様々な不定愁訴を誘発する。

これによって、『コリの改善』『頭重やだるさの改善』『眼精疲労の改善』のような効果が期待できます。

自律神経を整える効果

自律神経とはその名の通り自立した神経で、普段私たちが意識していなくても、生命活動を24時間休まず行っています。例えば、呼吸、消化吸収、排せつ、体温の維持などのような働きです。

更に自律神経には、交感神経副交感神経があり、この2つのバランスが非常に大切なんです。

これらを乱してしまう原因は主に、生活習慣の乱れ・過度なストレス・ホルモンバランスの変化です。

ヘッドマッサージでどうやって自律神経を整えられるの?

まず、頭にはツボがたくさんありますが、自律神経を整える効果のあるものも多くあります。

夜型の生活や過労で交感神経が優位になっていると、内臓の働きが悪くなる原因になりますが、ヘッドマッサージでバランスを整えることができます。

また、首のこりが蓄積すると、副交感神経の働きが悪くなるといわれています。

ヘッドマッサージを行うときは、頭だけでなく首や肩回りまでほぐしていくので、これも自律神経を整えることにつながるわけですね!

さらには、直接頭をマッサージすることで、セロトニン(幸せホルモン)が分泌され、自律神経が整うと同時に不眠の解消にも。

具体的な効果としては、『よく眠れるようになった』『食べ物がおいしくなった』『イライラしにくくなった』『だるさがとれた』といった実感につながります。

アンチエイジング効果

言わずもがな、頭皮や首肩回りのコリが改善し、筋肉の動きがスムーズになることで、顔のリフトアップ効果が期待できます。

さらに、代謝があがることで美肌効果にもつながるかもしれませんね!

私の場合は、シャンプー時のマッサージで、髪にツヤが出たり抜け毛が改善したと感じました。

顔に対する効果については、後ほど詳しく解説していきます。

ヘッドマッサージ以外の解消法もある

セルフチェックで見たような症状は、病院にかかるほどではないけれど、慢性的になるとQOLを下げてしまうような不調ですよね。

そもそもヘッドマッサージのお店などでのスペシャルケアだけでは、根本改善は難しいです。

自分自身の生活習慣を見直したり、自宅でできるセルフケアも併せて行っていくことで、しっかりと症状が改善されていきます。

セルフケアの具体例を見ていこう

  • デジタルデトックスして目から脳への刺激を遮断する(ブルーライトカット眼鏡などでも)
    →目を閉じるだけでアルファ波が発生する
  • 朝の日差しを5~30分浴びたり、ウォーキングなどの軽いリズム運動をする
  • 趣味や楽しいことをしてリラックスする(サロンでマッサージを受けるのもgood!)
    →視覚以外の五感を使うものがよい
  • 入浴やセルフマッサージなどで脳の血流をup
  • アロマの香りで脳を癒す
  • バランスのよい食事や規則正しい生活を心がける
    →結局これが一番大切!!

脳への刺激の80%は目から入ってくるといわれています。
目を休ませながら、リラックスして、血行が良くなるようなことをするのが効果的なんですね!

これらの行動は、脳を休めるのと同時に、良い睡眠にもつながるんだよ。

ヘッドマッサージの効果は顔に出やすい!?

皆さんもご存知の通り、頭と顔はつながっています。

頭には多くの神経と毛細血管が張り巡らされていて、顔には喜怒哀楽を表す表情筋や、咀嚼筋のように深部に位置する深頭筋という筋肉もあります。

これらの筋肉は、コリのある部分に引っ張られたり、筋肉の使い方の偏りによって位置がずれてしまったりします。

引用:日本スリービー・サイエンティフィック

頭皮の血行不良は目で見えないけど、顔なら血色が変わるから一目瞭然!!

ヘッドマッサージによって、癒着してしまった筋膜をはがしたり、筋肉の緊張をとることで血行が改善すると、くすみが消えて明るい肌になるだけでなく、目の位置や口角の位置が上がったりするわけです。

実際に施術をすると、一番感想として多いのが『目のすっきり感』『目が大きくなった』『目尻の位置が上がった』といった目周りの変化です。

まとめ

  • ヘッドマッサージの効果を感じやすい人は多くいる
  • ヘッドマッサージは脳疲労、脳過労、VDT症候群の症状がある人におすすめ
  • ヘッドマッサージ以外にも症状を改善していく方法はたくさんある
  • ヘッドマッサージには、循環を良くして代謝をあげる効果・自律神経を整える効果・アンチエイジング効果がある
  • ヘッドマッサージの効果はに出やすく実感しやすい

長く頭に携わる仕事をしてきた私でも、まだまだ知らないことが多く、奥が深いですね。

これから勉強してきた技術や知識をもとに、新たなヘッドマッサージメニューの立ち上げもしていく予定なので、また進捗を書いていきたいと思います。

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