皆さんはアロマテラピーに興味はありますか??
私は香水や柔軟剤といった香りは、どちらかというと強すぎるものは苦手なタイプです。
ただアロマの香りに満たされた空間は、深呼吸したくなるほど大好きで、そんな中で仕事がしたいと思い、リラクゼーション業界で仕事をしていたこともあります。
アロマって癒される~ってイメージの方が多いと思うのですが、実はヨーロッパでは治療に使われているほど効果が実証されているものでもあるんです。
あわただしい日常の中で、癒しがほしい!!と思うことは多々あります…
気持ちをリラックスさせてくれて、さらに実用性もあるものだったら、日常生活に取り入れてみたくなりますよね?
今日は誰でも取り入れられるアロマテラピーのやり方をご紹介していきます♪
アロマテラピーのやり方と注意点
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使用して、美と健康に役立てる自然療法です。
…と聞くと、少し縁遠く感じる方もいるかもしれません。
『あー、いい香りだなぁ』と思ったとき、その香りは無意識にあなたの体が欲しているものなんです。
私は以前アロマテラピー検定を受けてアロマについて勉強したのですが、ただ香りにはすごい効果がたくさんあるんですよ!!
嗅覚は五感の中で唯一、大脳辺縁系にダイレクトに刺激が伝わります。大脳辺縁系とは「食欲」「感情」などの本能的な機能をつかさどる部分です。
大脳辺縁系から、自律神経の中枢である「視床下部」やホルモンバランスを司る「下垂体」に直接働きかけることができるのです。
香りで急に昔の記憶がよみがえったり、イライラが落ち着いたりするのはそのせいなんですね!
アロマテラピーの日常使いはこれがおすすめ
最近はアロマオイルも手軽に手に入るようになったので、誰でも簡単に楽しめるようになりました。
私がアロマに興味を持ち始めたころは、アロマ専門以外ではなかなか手に入らなかったですし、雑貨屋さんにあるアロマオイルはいわゆる“合成香料”で、精油としての効果は期待できないものばかりでした。
無印良品でもたくさん精油の取り扱いがありますね。
そこで、日常で取り入れやすいアロマテラピーのやり方を3つご紹介していきます!!
いきなりアロマディフューザーを購入するというのはちょっとハードルが高いという方には、専用の道具を使わない芳香浴をおすすめします。
ティッシュやハンカチに数滴たらして、クローゼットの中や枕の下に忍ばせたり、トイレットペーパーロールの側面に数滴たらして、トイレでアロマを楽しむこともできます♪
オイルはシミになってしまうので、ハンカを使う場合は気をつけましょう。
オリジナルアロマスプレーの作り方
もう少しいろんな使い方をしてみたいという方や、オリジナルのブレンドを作ってみたいという方には、オリジナルアロマスプレーを作ってみることもおすすめです。
実は結構簡単に手作りできるんです。材料も少なく手軽に手に入りますよ。
今回はルームスプレーとして使う前提でご紹介していきます。
材料 (出来上がり量50ml)
お好きなエッセンシャルオイル 10滴 / 無水エタノール 10ml / 精製水 40ml
※無水エタノールは精油を水と混ぜるために必要です。ドラッグストアで購入できます。
※精製水もドラッグストアで購入できますが、肌に直接つけるものでなければ水道水でも可能です。
- 遮光ガラスのスプレー容器を用意し、無水エタノールを入れる
無水エタノールは引火性があるため火の近くでは行わないでください。 - 精油を加えて、容器を軽く振り混ぜる
- 精製水を加えて蓋をし、振り混ぜる
とても簡単ですね!!ちなみに私は遮光ガラスのスプレー容器は100円ショップのキャンドゥでまとめ買いしました。
このレシピでは濃度1%が目安になっています。肌にスプレーする虫よけスプレー等にする場合は、0.5%程度にすると安心です。
単品のエッセンシャルオイルでもOKですし、何種類かを自分好みにブレンドしてみてもいいですね。
冷暗所に保管し、水を混ぜているため約2週間ほどで使い切るようにしましょう。
アロマテラピーで注意すること
植物性と聞くと優しい成分のイメージもあるかもしれませんが、実は精油の力は思っているよりも強力です。植物エキスが濃縮されたものなので、安全に楽しむためには以下のことに注意しましょう。
原液を直接肌につけない
原液は非常に刺激が強いため、肌につける際は希釈して使用するようにしましょう。
もしも誤ってついてしまった場合は、すぐに大量の水でよく洗い流してください。その後赤みや発疹が出たりしないか注意しておきましょう。
光毒性や皮膚刺激のあるものに注意する
精油の成分の一部には、日光などの紫外線によって、皮膚に炎症を起こすなどの毒性(光毒性)を持つものがあります。これらの精油は日中の屋外で使用することには注意が必要です。
またそれ以外でも、皮膚に浸透した際にかゆみや紅斑などの症状を起こしやすい精油もあります。皮膚が弱い方は希釈濃度に気を付けて、薄めから使用するようにしましょう。
【光毒性に注意が必要な製油】グレープフルーツ、ベルガモット、レモンなど
【皮膚刺激に特に注意が必要な精油】イランイラン、ティーツリー、ジャスミン、ペパーミントなど
乳幼児や妊婦、ペットがいる場合は慎重に使用する
3歳未満の乳児や幼児がいる場合、基本的に芳香浴以外の方法は行わないようにしましょう。3歳以上であっても、肌につける際は大人の10分の1程度の濃度から始め、最大でも2分の1程度に調節してください。
妊娠中の場合、体調の変化が起こりやすいため、基本的には芳香浴以外は行わないほうが良いでしょう。アロマトリートメント等を受ける際も医師に相談すると安心です。
ペットがいる際はアロマの使用は控えたほうがいいかもしれません。玄関やトイレなど、別空間で使用するなどして楽しむのがいいですね。
私は大好きなアロマオイルの香りも、妊娠中は悪阻でまったくダメになってしまいました…
精油の保管場所や保存期間に気を付ける
まず直射日光を避け、冷暗所で保管するようにします。その際、ビンは立てて保管するようにしましょう。
開封後は1年以内に使い切るのが理想的です。ただ柑橘系の精油は成分変化が起こりやすいため、早めに使い切るほうが良いですね。
アロマテラピーのマッサージのやり方
リラクゼーションサロンで受ける贅沢な全身マッサージも良いですが、定期的に続けるのはなかなか難しいのが現実です。
アロマテラピーマッサージといっても、保湿ついでにササっとできる超簡単なものを2つご紹介しますね。
足のむくみにおすすめのマッサージ
植物油(キャリアオイル)10mlに精油1~2滴ほど垂らして使用していきます。
足の疲れや痛み → ジュニパー
ダイエット効果 → グレープフルーツ
生理前後のむくみ → ゼラニウム
血行改善とリラックス → サンダルウッド
- step1足から膝下あたりまでオイルを伸ばす
- step2足裏を内~外へ、軽く指圧するようにマッサージする
- step3くるぶしの周りを親指でくるくるとマッサージする
※くるぶしの内側には、冷えや婦人科系の不調軽減に効くツボがある - step4足首からふくらはぎにかけて、下から上に向かって手のひら全体で流していく
片足やった時に比べると足が細くなったように見えるんです‼
肩こりにおすすめのマッサージ
植物油(キャリアオイル)10mlに精油1~2滴ほど垂らして使用していきます。
血管を弛緩させ肩こりを和らげる → マージョラム
体を温める → ジンジャー
鎮痛・鎮痙作用がある → ラベンダー、ローズマリー
お手持ちのボディクリームに精油を垂らしてもOKです!
- step1首筋から肩裏・鎖骨までオイルをつける
- step2老廃物を流れやすくするために、鎖骨下を内から外へ向かって優しくなでる
- step3指3本で、耳裏~鎖骨上までリンパを流すようになでる
- step4首筋から肩にかけて(コリがたまりやすい部分)ほぐすようにしっかり圧をかけていく
- step5肩から上腕にかけて、指4本で握るように手首まで下りていく
肩こりの場合は、肩だけをマッサージしてもなかなか改善しないので、首や腕など周辺の筋肉も一緒にほぐすことで上半身全体の血行が良くなります。
このように手順はご紹介しましたが、エッセンシャルオイルの香りに癒されながら、気持ちいいなぁと思う箇所を好きな圧でマッサージしていくというのでOKです♪
ぜひお風呂上りなどに気軽に試してみてくださいね‼
まとめ
- アロマテラピーというのは、精油を使用して心身の健康に役立てていく自然療法である
- 日常で気軽に行える方法として、芳香浴・アロマスプレー・アロママッサージがおすすめ
- オリジナルアロマスプレーは材料も少なく、好きな香りで簡単に作ることができる
- アロマテラピーを楽しむためには、精油の光毒性や皮膚刺激・乳児や妊婦、ペットがいる場合の使い方・精油の保管方法や保存期間について、理解しておくことが大切
- アロママッサージは精油をキャリアオイルやボディークリームで希釈して行う
- マッサージする箇所や目的によって、選ぶ精油を変えるとより効果的
最近では、ネット通販でも気軽にエッセンシャルオイルを購入できるようになりました。
私はiHerbというサイトをたまに利用しますが、エッセンシャルオイルの取り扱いもとても多くて、かなりコスパがよくお気に入りです♪小さいサイズもあるので、いろんな香りを試してみたいという方にもおすすめです。
あわただしい毎日の中で、少しでも自分を労えるように、一緒に楽しんでいきましょうね。
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